デニムは繊細です。股上や股下が1〜2cm違うだけで、全体バランスがガラッと変わります。このフィットマップは、あなたのフレームに合うデニムを“再現性”で選ぶための手順です。
1) まず「何を良くしたいか」を決める
| 目的 | いじるポイント | 理由 |
|---|---|---|
| ウエストを強調 | ハイライズ(27–30cm)+しっかりしたウエストバンド | 中心が強調され、座った時の浮きが減る |
| 脚を長く見せる | 足首丈〜フルレングス(または+2〜3cmのスタッキング) | 縦ラインで視線を下へ誘導 |
| ボリューム調整 | ストレート/軽いブーツカット+2%程度の伸縮 | 形を作りつつ、貼り付きにくい |
| 曲線をきれいに出す | カーブしたヨーク+ダーツ+12–13ozのデニム | ヒップを支え、腰回りがすっきり |
2) シルエット別「股上」早見表
- 砂時計/洋ナシ: ミドル〜ミドルハイ(26–29cm)。背面ヨークがカーブしていると腰が浮きにくく、くびれが出やすい。
- アップル/レクタングル: ミドル(24–26cm)。柔らかめのウエストバンドで食い込みを減らし、胴の長さを保つ。
- アスレチック: ミドル〜ミドルロー(22–25cm)。背面の縫い合わせが絞られていると、ヒップを収めやすい。
コツ:お気に入りデニムの「股の縫い目→ウエスト」までを測り、自分のベスト股上を知っておくと速いです。
3) 股下(inseam)の基準点
- お気に入りのデニムの股下を測り、次の基準と照らし合わせます。
- くるぶし: きれいめ。スマートカジュアルに強い。
- 足の甲: 折り返しやスタッキングがしやすい。
- 床スレスレ: ワイドレッグ+ヒール向き。裾が汚れないよう2cm程度の「ブレイク」を確保。
4) 脚の形(レッグシェイプ)を選ぶ
| 形 | 向いているタイプ | スタイリングの注意 |
|---|---|---|
| ストレート | 全て | 靴を選ばない。1回折ると視覚的に短く見せられる |
| スリムストレート | 砂時計/アップル/レクタングル | スキニーほど締め付けない“きちんと感” |
| リラックス/バルーン | アスレチック/レクタングル | ボリュームが出るので上はややタイトに |
| ブーツカット/フレア | 洋ナシ/砂時計 | ヒップのボリュームを足元へ分散。尖った靴と相性◎ |
5) 試着チェックリスト
- ベルトなしでもウエストが快適(指2本が入る程度)。
- しゃがんでも後ろ股上がずれない。
- サイドシームがまっすぐ(前にねじれるなら太もも余裕が不足)。
- 予定の靴と裾位置が合う(できれば靴も持参)。
6) お直しの基本
- ウエスト詰め: 2.5cm程度までなら対応できることが多い。
- オリジナル裾仕上げ: “Hollywood hem”や元の裾を再利用して風合いを残す。
- 膝下のテーパリング: ストレート→スリム化に最適。左右のバランス確認を。
7) デニム“カプセル”を作る
- 用途別(カジュアル/きれいめ/季節)に1本ずつ“軸”を決める。
- 股上・股下・レッグ形をメモ。
- 購入時はスペックで先に当たりを付け、試着時間と返品を減らす。
次にやること
デニムは流行より“整合性”。BodyTypeCalc測定ウィザードの結果を、失敗しないデニム選びに変換しましょう。
